2006年4月13日 Fiction
身体は淡い微熱を宿していた。

――知ってた? 空に浮かぶ星座。あれって死神なんだって――

星座に見堕ろされる。腐肉を啄ばむ期待が彼らを不躾にした。

――それぞれに得意な殺し方があるんだってね――

持っていくのは自由だ。

――私は毒針で殺されるのかなぁ――

雨水が酸っぱい。

――それとも鋏で真っ二つかな――
 
愛しい。土よ。

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