2006年7月3日 Fiction コメント (1)
頬の産毛を整えていたときに
手にした剃刀が
いきなり左に走り出した

誰かの意思が差し挟まれたらそれが暴走の合図
何処の何方の思いつき(悪戯)?

ひゅーひゅーと噴く風鳴りに雑じって
あたしは耳にした
寒気がするほどに淡々としているのね

果てからかすかに聴こえて来る
あたしの見知らぬ
あたし

彼女の慟哭は


もうね
消えちゃった

「                            」

コメント

美海
刹那
2006年7月5日15:41

バトン、スルー結構ですよ、もちろん。
だって足跡残ってないし(ぇ)
見過ごしていたので今コメントしました。

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