睡眠の呪い

2007年2月4日 Fiction
つかまえてごらんなさい 救えないアプレゲール
都市に溶け込んだ成れの果てどもには 心底の手持ち無沙汰を既に覚えた

いくら空を睨んでも降りてくるものは書物に記録されているものばかりなんだよ
ちょっとした欠損もあるにはあるけれど
満月はやっぱり満月のまま
わたしがどんなに破壊されても
平気な顔
譲らない
何ひとつなに一つ

引っ越しのようなものね
あっちで拾えるものとこちらで拾えるものをイコールで結べる
あるいは天秤にかけてみてどちらかに傾く
頭を悩ませている暇があるんならさ
追い求めるものそれ自体、その行動自体、有毒であることから目をそむけるのはやめろ
やめろ。

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