火隔

2009年2月17日 Fiction
もはや隠しきれるものではなくなっていた。逆転のときも徐々にでこそあれ、ひたり忍び寄りつつあったのである。
僕たちの温度差は極みを迎えつつあった。
そうして。すれ違う一瞬を僕は待った。掻き毟った膝が熱を帯び始めていた。

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