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2009年9月28日 Fiction
武士道を読んだ直後だからかも知れない。失ったものを突き立てられたからかも知れない。この湧き上がるイライラは誰に向けるべきものか。5割は自分だ。5割は他だ。薄暗いナルシズムに染まった。染められ受け入れ染まった。そんな人々。血を分けた人々。国のひと。家族。祖先。そして自分。いつから薄まったのか。薄めたのか。それとも濃すぎたのか。ちょうどよい血。扱いやすい血。暴力性。闘争。討。そうではない。底無しの愚か者は、発するがゆえに愚かとなる。膂力。皆が持つ。持ちはする。鞘走る恥を知っていた。隠された透明な大音声。祖先たちの手。来ぬ、開け放つときを、ただ待つ。

足るに蓋する、王道の勝者。

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