金曜ロードショーで初めて。で、タイトルの通りだったわけなんですが。
ネタばれしまくってるかもなのでここで改行です。いまのうちに逃げて!! ネタがバレているかも知れないわ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いきなり後半の方ですが、あのトンネルのとこ。ポニョがへこたれる辺りの描写。率直に言って、後味が悪い。怖いってのとは少し違うんですが、少なくとも「いそげ主人公!」とか前向きなことは感じず、ただただ気分が悪く、なぜかと考えると、これは映画の全体に漂っていることでもあるんですが、

死を彷彿とさせるイメージ

ってのがやはりこの後ろ向きな心持に影響しているのかなあと、そう思いました。
ゴミが埋もれる壊れかけの自然、具体的にはどんな類のものかは不明な特別養護老人ホーム的な、ともすれば終末のためともとれる施設、人命を軽々と奪うであろう常識からはかけ離れた高波、なにやらポニョが魔法を使うと世界が壊れるらしい描写をしている、月の落下現象、数名の人間を謎の空間に連れ込み、結果的に行方不明=死の不安を演出、謎の液体を精製し、それにより人間を滅ぼそうと目論んでいるらしい謎の自称元人間などなど、ポップな絵柄が逆に”何か”を隠そうとしているように感じてしまい、なんともいえず居心地が悪い。

とはいえ、ここのトンネルのところは、単純にポニョの半漁人モードの動きが痛々しかったこともあるので、まあいいです。

一番は、水位が上昇した町を船で進んでいる最中に出会う、赤ん坊のシーンです。

はじめ、ふくれっつらの赤ん坊。その後、なぜかぐずりだす。その後ポニョが関わるとあるイベントが起こり、最終的に赤ん坊は笑顔に。
 
 
なんだろうか。これは。

そこで検索してみる。

すると、意外とあっさりと意図が判明しました。読売オンラインにありました。

ざっとなので解釈が間違っているかもしれませんが、よーするにアレは、これからさきは今と比べれば確実に悪いことが増える、ましてやこんな時代、不安になるのは仕方の無いことなのかもしれないけれど、心配しないで、生まれてこなければ良かったなんてことは、ないから! 生まれてきておめでとう! といった、そんな祝福の意味合いが込められている・・・ようです。たぶん。

はじめは、実は赤ん坊は悪い病気にかかっていて、それをポニョが吸い出してあげたとか、そんなことかなと思ったんですが。違ったようです。
 
 
しかし、まあそれもいいです。モヤモヤがとりあえずは解決されたので。個人的に問題だったのは、

赤ん坊の両親らしき人物。

これです。

いくら田舎とはいえ、周囲と比較しても、やたらと服装が古めかしいことは明らかです。
 
服装が古めかしい。

つまり、昔の人。

でも見た目からして、高めに見積もったとしても年齢は30に到達しているかしないかといったところ。偏った見方をするつもりは無いけれど、別にここでそれを意識する必要は無いと思いますので言いますが、ましてや連れているのは乳児です。
 
 
でも、昔の人。

そういった趣味嗜好かも知れませんが、あとで思ったのは、
 
 
あ、生きてないわ。この人ら。
 
 
舞台は海に囲まれた島。加えてあのような高波があり得るという事実。想像は易いでしょう。それにその少し前、なぞめいた神秘的な液体が海水に混じっており、それによって、それまでは半漁人に過ぎなかったポニョが人間に化けられるようになっており、いわゆる魔法のようなものが発現している。これは何が起きてもおかしくは無い状況とも考えられます。あの液体がトリガーになったと考えれば・・・。
 
そう考えると、またもやあまり心地よくない事象が見え隠れしてきます。

まず気になるのはポニョの”ポニョと主人公に名前をつけられる前の名前”です。

ブリュンヒルデ。
 
正直、はじめは「RPGの中ボスっぽい名前だなあ」くらいにしか思っていなかったのですが、wikiを見てみるだけでも、なんだか、妙に象徴的な名前であることが分かります。

というわけでwikiからですが、気になったのはよーするに以下の点です。

・神と神の間に生まれた娘であり、戦女神のワルキューレ、すなわち人間では無いこと
・戦死者をヴァルハラ(戦死者の館)へと導く存在であること
・神性を剥奪され、人間を伴侶に持つパターンもあること

まーとくに3つ目のはモロなんですが。やはり特別に気になるのは2つ目でしょう。
 
 
 
つづくかも。
 
 
( ・__・)ノ" サイナラー

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